2015年1月21日水曜日

PBEMのお相手募集のその後


PBEMのお相手をして下さる方の募集を2週間前に出しましたが、まったく反応がありません。このブログであれこれ書いてきたせいもあって、対戦したくはないようなヤツと思われているんでしょうね。敬遠されていることを自覚させられ凹んでおります。フォーラムのOppenents Wantedなら相手がみつかるとは思うのですが、2ゲーム並行してのプレイの相手の片方が日本語話者でないのは少し負担かなと思うので、uncommonなvalorをお持ちの方が反応してくれるのを期待して、もうしばらくこのまま募集中を続けることにします。   追記:現在プレイ中のゲームのAARを書いているので、平行するもう1ゲームの方をこのブログでとりあげる予定は今のところありません。


ただ、ゲームの進行がゆっくりになったのも、そう悪いことばかりではありません。おかげで、このところ読書がはかどるようになりました。そんな状況下、この年末年始に読んだ本の中でのおすすめはと言うと、今話題の「21世紀の資本」が一番でしょうか。もともと経済史の本を読むのが大好きなのですが、その中でもこれは大当たりです。私のような専門家でない読者にも分かりやすく平易に書かれ、史料からの論証の過程も非常に説得的ですし、しかもその主張(具体的な中身は、読んでみてのお楽しみ)がとてもユニークです。分野は違いますが、エマニュエル・トッドを読んだことがある方であれば、新ヨーロッパ大全など彼の初期の頃の著作の読後感を憶い出していただくと、ちょうどそんな感じなのです。ユニークでありながら筋の通った本書の主張は、私にとって目から鱗でした。少なくとも過去数世紀の分析に関する部分についてはきっと広く受け入れられてゆくことでしょう。あと、現状を憂う著者は政策の提言をしているのですが、本書に対する反発はこの部分があるからこそという気がします。真っ当な政策であり、私のような貧乏人にとっては反対する理由がありませんが、資産をお持ちの方々やその取り巻きの学者さんたちにとっては、愚民の目を覚まさせる困った存在と感じられるのではないでしょうか。

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