2013年3月25日月曜日

連日のマグエ飛行場空襲


昭和18年4月9日、インド西岸ボンベイの沖合で伊18潜がLSI(L) Glenstraeを攻撃しました。命中した魚雷は残念ながら不発でした。この船はxAP Glenstrae(VP 15, 6310トン)から改装されたものです。LSI(L)はアメリカ艦ならAPAにあたり、上陸作戦に使われる艦種ですから、しっかり沈めてほしかったところ。このところの連合軍の攻勢を見ながら心配になっているは、(1)インドからスマトラ島北部西部またはマレー半島中央への上陸作戦、(2)オーストラリア西岸から蘭印の小スンダ列島への上陸作戦、(3)中国華南から仏印を経由してタイ・マレー侵攻です。インドにこの船がやってくるということは、連合軍が(1)のインド洋経由の上陸作戦を企図しているということでしょうか?

その後、ボルネオのバリクパパンからチモール島のクーパンにfuelを輸送するタンカーのコンボイがSS Tarponに襲撃され、TK Moji Maru(VP 3, 1120トン)が沈没しました。最初に命中した魚雷が不発だったのでラッキーと思ったのですが、そのあとも2本が命中して沈没しました。1120トンの小さなタンカーに4本も発射したのはやり過ぎとも感じますが、発射した4本の魚雷のうち3本を命中させたSS Tarponの技倆は褒めるべきなんでしょうね。

昼になってから本日のメインイベント、ビルマ中部マグエ飛行場への空襲がありました。2日続けてやってくることはないだろうとふんでいただけに、すこしびっくりしました。最初にやってきたのは3機のHurricane IId Trop。マグエ飛行場は戦闘機の発進もできない状態ですから、隣りのメイクテーラと2ヘクス離れたTaung Gyiの二式戦(Ki-44-IIb Tojo) 45機と二式複戦(Ki-45 KAIa Nick) 7機が迎撃しました。3機のうちの2機を撃墜して、残りの1機はなんとか逃れて帰ってゆきましたが、このHurricane IId Tropの来襲は、3機という少数機であること、高度1万8000フィートとsweepにしては中途半端なこと、戦闘爆撃機であることから、sweepにしては不可解です。おそらくこの3機は昨日マグエにやってきて12機中9機を失ったHurricane IId Tropの部隊の一部で、本来ならrestに指示を変更すべきだったのに、変更し忘れてしまったのではないかと想像します。

その後、戦闘機 21機(Hurricane IIc Trop 10, Martlet IV 11)に護衛された爆撃機 85機(Blenheim VD 15, B-25C Mitchell 40, B-25D1 Mitchell 30)が2波に分かれて飛行場を爆撃しました。Airbase hits 11、Airbase supply hits 2、Runway hits 25の命中弾があり、マグエ飛行場はサービス施設のダメージが67(前日 57)、滑走路のダメージが92(前日 93)になってしまいました。しかしこのわずかのダメージの上積みのために連合軍が払った犠牲も小さくはありません。

前日の空戦で戦闘機の運用に余裕がなくなったためか、今日は爆撃に先立つ戦闘機のsweepがありません。爆撃機2波はそれぞれ来襲20分前と26分前にレーダーに探知され、迎撃されました。その結果、Hurricane IIc Tropは10機すべて、Martlet IVは11機のうち6機、Blenheim VDは15機のうち10機、B-25C Mitchellは40機のうち14機、B-25D1 Mitchellは30機のうち4機、合計で44機の損失が報告されています。二式戦(Ki-44-IIb Tojo)の損失は6機、二式複戦(Ki-45 KAIa Nick)は1機の損失でした。

イギリス製の機体よりアメリカ製の機体の方が丈夫なことがみてとれますが、それにしても40%の損失率はかなり高め。マグエ飛行場がつかえないから大丈夫と思って今日は気軽にやってきたのでしょうが、さすがに明日は来ないでしょう。でも、心配なのは昼間の空襲と夜間空襲を組み合わせられること。昼の空襲には近隣の飛行場からCAPが迎撃に向かいますが、経験上、夜間空襲にはその飛行場のCAPしか迎撃してくれません。数日後には夜間空襲解禁となりますが、マグエの飛行場の修理は間に合わない感じですね。

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