2014年6月26日木曜日

戦艦長門撃沈


先週の木曜日以来まったくメールが送られて来ていませんでした。WitP AEのフォーラムでは訃報を目にすることがまれならずあり、また私自身も4年前に交通事故による入院でしばらくPBEMを無断でお休みした経験があるので、もしかすると病気で入院しちゃったりかなと心配しました。でも昨日1週間ぶりにメールが到着し、第285ターンをプレイすることができました。

(リアルで)この一週間ずっと気になっていたチモール島を狙う日本のTFですが、空母TFではなく、BB長門・陸奥、CA愛宕・摩耶・那智・最上・三隈・鈴谷、CL川内と駆逐艦4隻という強力な水上戦闘艦隊でした。軽巡だけという前日のカタリナ飛行艇のパイロットの報告とはずいぶん違います。この日本艦隊はクーパンに接近し、クーパン・Roti間をパトロールしていたBB Idaho・New Mexico、CL De Ruyter・Adelaide、CLAA Van Heemskerckと駆逐艦5隻の連合軍TFと砲火をかわすことになりました。戦艦2重巡6軽巡1の日本艦隊に比較すると戦艦2軽巡3の陣容はかなり見劣りし、行方が危ぶまれます。

昨夜は曇りでmoonlight 35%のため最大視程は8000ヤードでした。連合軍は2万ヤードからレーダーで敵を探知し、その後8000ヤードで双方が相手を視認しました。砲戦の開始は7000ヤード。この7000ヤードでBB長門の砲撃がBBアイダホに2発命中し、2発ともbelt armor penetratedと表示されました。またCLAAと駆逐艦Crosbyも被弾しましたが、日本側には被害はなし。優勢な敵を相手にするとこれもやむを得ないかもとあきらめの境地でした。7000ヤードで一通りのやり取りが済んだ後、次は3000ヤードにまで接近しての殴り合いです。こんどはBBアイダホの砲撃がBB長門を直撃しCritical Damegeの表示が出ました。その後も激しい応酬が続きましたが、火災と煙りの表示される艦は連合軍側の方が多く、見ているのも辛くて早送りしてしまいました。コンバットリポートをみてみると、ご覧の通りCL De Ruyterが被弾9で沈没したのを筆頭に、連合軍側の被弾数が多くなっています。日本側はBB長門の被弾5発が最多で、長門にはheavy fires,  heavy damageとも記載されているので、かなりのダメージを与えることができたもようです。

次の戦闘は同じクーパンのヘクスでの、日本艦隊対PTボートの対決でした。双方とも距離7000ヤードで相手を視認し、先任大佐ということで司令官を務めていた小暮軍治陸奥艦長はT字戦法を指示しました。横腹を見せることになるT字戦法が、PTボート相手にはたして有効な戦法なのかどうか、かえって魚雷の標的を大きくさせたりしないか、他人事ながら心配になります。PTボートは2000ヤードまで接近し、11隻のうち3隻が砲撃で沈められましたが、その間に発射した魚雷各1本がBB陸奥とCA最上に命中しました。この戦闘で注目なのは、日本艦隊の中にBB長門の姿がみえなかったことです。長門は最低でもEscort TFとして分離される規模のダメージを負ったことは確かです。さらに注目なのは、日本艦隊に含まれる駆逐艦の数が4隻と、水上砲戦のときと同じ数だったことです。主力艦がEscort TFに編成される時には、駆逐艦が同行する仕様ですから、駆逐艦が1隻も分派されていないということは、BB長門をEscot TFに編成する必要がなかった=沈没ということになるでしょうか。

夜間の戦闘はこれで終了。日本艦隊はクーパンから離れてゆきますが、途中、クーパンの北西隣りのヘクスでやはり避退していたPTボートTFと接触します。曇りですが昼なので最大視程は2万ヤード。PTボートは日本側を1万4000ヤードで視認し逃げにかかったと思うのですが、日本側は8000ヤードでPTボートを視認。日本艦隊の中に前夜の戦闘で魚雷を1本喰らったBB陸奥の姿は見えず、またDD初雪もいなくなっているので、この2隻はEscort TFとして別行動をとったようです。司令官は陸奥艦長ではなく、どれの艦長かは不明ですが清田 孝彦さん。やはりT字戦法を指示し、8隻いたPTボートのうち5隻が沈められました。

チモール島をめぐる戦闘のラストは、クーパンからのカタリナ飛行艇(PBY-5A Catalina)の攻撃です。午前 8機、午後 6機のカタリナ飛行艇がCA摩耶を雷撃し、合計で5本の魚雷を命中させ撃沈することができました。バンダ海にはこのほかにも日本のTF2つの存在が報告されています。クーパンとRotiには合計で3個飛行隊36機のカタリナ飛行艇を配置し、Naval Search 30%でNaval AtackをPrimary Missionとして指示してあったので、ほんとうはこの2つのTFの方も攻撃してほしかったのですが。マカッサルやケンダリーに近くなるので、CAPの気配を察して攻撃しなかったのかも知れません。

まとめると、連合軍はCL De Ruyter(6442トン、VP 24)とPTボート8隻(各35トン、VP 1)が沈没。残り少ないオランダ艦がまた1隻失われました。そしてCL Adelaide大破、CLAA Van Heemskerck、DD Crosby、DD Le Triomphantの3隻が中破。CL AdelaideはSys 58, Flt 68(26), Eng 9で速度も7ノットしか出ませんが、クーパンの港にdisbandさせるので(クーパン港への空襲がなければ)沈没することはないと思います。中破の3隻は26ノットが可能な状態なので、パースに回航しようと思います。

さて、不思議なのはBB Idahoです。アイダホのインフォメーション画面をみると”Last hit by a 40cm/45 3YT Gun”となっているので、長門の砲弾が命中したのは確かです。ところが驚いたことにダメージはSys 2だけしかないんですね。距離7000ヤードで40cm砲弾が命中したのに!belt armorにあたったがリプレイ中のpenetratedの表示は誤認で、はじかれてしまったということでしょうか?BB New Mexicoの方は無傷だし、軽巡、駆逐艦、PTボートの損害を考慮しても、総体としては軽微な損害といえると思います。

対する日本側では、BB榛名(長門のはずですがFoWのせいで榛名とされているのでしょう)とCA摩耶(14604トン、VP 58)とCA最上(13668トン、VP 52)の3隻の名前が沈没艦船リストに載せられていました。このうちCA摩耶はリプレイ中に沈没したので確実です。またBB長門も上述の理由から、沈没の可能性が濃厚でしょう。CA最上はPTボートの魚雷1本だけなので、生き残っているんじゃないかな、バンダ海の艦種不明の1隻のTFが最上なんじゃないかなという気もします。空母の沈没の確認法として艦載機の水没(Ground Loss)をみる方法があります。今日は零水偵(E13A1 Jake) 3機(3機ともGround loss)、九五式水偵(E8N2 Dave) 2機(Ground LossとOps loss 各1機)、九四式水偵(E7K2) 1機(Ops loss)が損失機リストにありました。偵察機を搭載している主力艦少なくとも2隻の沈没は確実ですが、3隻かどうかは怪しいところ。でも戦艦1、重巡1撃沈なら郝郝たる戦果ですよね。沈めることはできませんでしたが、BB陸奥だって魚雷1本によるダメージを修理するには本土に回航することが必要でしょうから、ふたたび蘭印の海を航行できるのは2ヶ月は先のことでしょう。その頃までにはマカッサルを奪回し終えていたいなと、夢が広がります。

ジュトランドの戦訓を汲んで建造されたBB長門、陸奥に比較すると、第一次大戦中に建造されたBBアイダホ、ニューメキシコはかなり見劣りします。日本側で対応する戦艦といえば伊勢・日向くらいでしょう。ですから最初の水上砲戦が始まった時には大苦戦を覚悟したのに、終わってみると連合軍側の勝利となりました。日本側もこんな結果は予期していなかっただろうと思います。どうしてこんなことになったのか。理由の一つは日本艦隊がおそらく艦砲射撃TF(艦砲射撃は仕損なったが)だったからではないでしょうか。フォーラムでもはっきりした根拠となるスレを読んだ記憶はありませんが、ふつうの水上戦闘TFと艦砲射撃TFとの戦闘では、後者が不利になる印象をもっています。また、連合軍側がレーダーで先に日本側を発見していたことも大きかったんでしょうね。さらに、そもそも日本側は襲撃を前日のうちに察知されていて、連合軍側が商船の待避、PTボートの召喚、カタリナ飛行艇の再配置、戦艦を含んだTFによるパトロールなど、迎撃する準備を整えることができたことも勝因の一つと言えるでしょう。

ところかわって中国では、日本側の激しい攻撃が展開されました。まずは重慶に九七重爆(Ki-21-Ic Sally) 26機が飛来し、飛行場にAirbase hits 1、Runway hits 8の250kg爆弾を命中させて行きました。重慶の飛行場は使用させないという日本側の意思の現れだと思います。

ついで重慶の西隣のヘクスを行軍中だった中国軍部隊の上空に、一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 12機と二式戦(Ki-44-IIa Tojo) 59機に護衛された九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 78機と百式重爆(Ki-49-IIa Helen) 29機が現れました。ここの中国軍10個軍団は、重慶からここの南西の森林ヘクス(重慶防衛線の一郭)を目指して行軍中でした。move modeで移動していたので、107機もの爆撃機の攻撃によりdevice 7個が破壊され108個がdsiabledになるという大きな損害を受けてしまいました。 これ、明日以降も続くようなら大問題なのですが、幸いなことに明日には目的地である森林ヘクスに到着します。森林ヘクスでは爆撃の威力もかなり軽減されるので、今日のような被害はないでしょう。

そして、その森林ヘクスのさらに南西側のヘクスでは日本側の攻撃があり、前哨の役割を果たしていた中国軍1部隊が一蹴されました。そのさらに西側には日本軍23部隊がみえています。この23部隊はこのまま東進するのか、または貴陽経由の遠回りで重慶を目指すのか、注視したいと思います。

ビルマではShweboを奪還することができました。マンダレーの日本軍には南下の動きがあるようですが、連合軍としてもすぐに渡河するほどの兵力はありません。日本側守備隊が激減することでもなければ、サプライの状況が良くなる10月半ば過ぎまで中部平原ではおとなしくしておこうかなと思います。

ニューギニアではポートモレスビーからオーエンスタンレー山脈を越えて行軍中だった米軍部隊が今日ブナに到着しました。ブナでは日本軍10部隊が守備しているようですが、兵力は不明です。10部隊とはいってもポートモレスビーから退却した部隊をあわせて10で、戦力としては対したことがないのか。それともかなり頑張れる部隊が守備しているのか。偵察情報だけでははっきりしないので、あしたは砲撃を仕掛けて戦力を探るつもりです。

チモール島周辺の戦いの他に、今日はSS Plunger(1355トン、VP 8)も沈没しました。米軍の優れたダメコンをもってしてもさすがにSysダメージ 73の対処は困難なようで、前日に爆弾の命中した位置から3ヘクスだけ航行して力つきてしまいました。

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