2012年11月22日木曜日

"Torpedoes fail to detonate"は「不発」ではなく「はずれ」


昭和17年12月20日、今日は大きな戦闘がなかったので潜水艦に関する小ネタをいくつか。

まず、ウエーク島にサプライを輸送したコンボイが帰途ウエーク島から6ヘクスの地点でSS Kingfishに発見されました。SS Kingfishはそのまま襲撃行動に移るのかと思ってみていたところ、
Captain of SS Kingfish elects not to launch torpedoes at this target
Kingfish diving deep ....
Sub escapes detection
と表示され、そのままコンバットアニメは終了してしまいました。日本側の潜水艦が敵の艦船を発見しても攻撃しないことを選択するシーンはこれまでにも何度かみたことがありますが、連合軍側の潜水艦が攻撃しなかったのを目にしたことはこれまでになかったような気がします。今日これをみて感じたことが2点あります。一つは、発見しても攻撃しない選択をする可能性は日本側の潜水艦の方が多いのかどうかという点。もともとオプションでJapanese Sub Doctrineなんてのが用意されているゲームですから、潜水艦長の思考ルーチンにも日本側と連合国側とで違いがあって、小さな商船を攻撃しない選択は日本側の方に多いのかもしれないと思ったわけです。

そして二つめは、そもそも連合軍側の潜水艦が攻撃しない選択をしたことが日本側の私にも伝わってしまうのってどうなのかなという点です。コンバットリプレイは日本側も連合軍側も同じものをみているんだという発言を読んだ覚えがあるので、ゲームの仕様上やむを得ないことなんでしょう。でも、SS Kingfishは護衛艦艇に探知されなかったと報告されているので、本当は日本側にこれがばれるのはまずいですよね。少なくとも潜水艦がここにいることは日本側プレイヤーに分かってしまうわけですから。

先日読んだAllied submarine torps vs. DDs.というスレで、潜水艦に関する有用な知識が披露されていました。これは連合軍側を持ってプレイしている人が、日本側の駆逐艦を狙った魚雷が不発ばかりでおかしいという趣旨でたてたスレです。はじめは運が悪いだけだとかいう意見が多かったのですが、
連合軍の潜水艦が日本の駆逐艦を攻撃した時には「不発」の表示が、日本の潜水艦が連合軍の駆逐艦を攻撃した時には「はずれ」の表示が目立つ。週に4-5回は連合軍潜水艦が日本の駆逐艦を攻撃するが、「はずれ」と表示されることはなく「不発」ばかりだ。
というレスがつきました。これは私もずっと感じ続けてきたことで、これまでにこのブログでも何度か触れました。とても不思議な現象ですが、連合軍潜水艦の装備の方が優秀だからこうなるのかなと、自分なりに理由づけして納得していました。それに対してDevのMichaelさんは
ASW戦闘の最後に表示される"Torpedoes fail to detonate(魚雷は爆発し損なった)"が誤解を生んでいるのだと思う。命中した魚雷は、 不発率に応じて起爆できるかどうかのチェックを受ける。"Torpedoes fail to detonate(魚雷は爆発し損なった)"という表示と"Torpedoes miss(魚雷ははずれた)"という表示は、発射された魚雷が命中しなかった場合用のものだ。つまり、この二つの表示はともにはずれを意味している。"Torpedoes fail to detonate(魚雷は爆発し損なった)"という表示は削除して単に「はずれ」とされるべきなんだと思う。
とレスをつけていました。この明解な解説で、私の長年の疑問も氷解しました。

日本海軍の新たな前進根拠地サイパン周辺の今日の状況です。ウエーク島攻略を支援していた機動部隊がちょうどサイパン島に帰投するところですが、連合軍潜水艦が多数潜伏しているマリアナ諸島東側のヘクスを避け、マリアナ諸島の北側経由で西から入港する予定です。こんなふうに連合軍が性懲りもなく日本の要港周辺や重要な通商路に潜水艦を送り込んできていることと、日本のASWチームのスキルが高くなってきたこととがあいまって
Ki-49-IIa Helen attacking SS Sealion at 107,96
:::::::: SS Sealion is reported HIT
Ki-49-IIa Helen attacking SS Guardfish at 110,93
Ki-49-IIa Helen attacking SS Guardfish at 110,93
:::::::: SS Guardfish is reported HIT
Ki-30 Ann attacking SS Trusty at 46,77
といった報告が少しずつ増えてきています。対潜哨戒機による攻撃の報告に、潜水艦のクラス名ではなく個艦名がある時は命中しているらしいということですが、”SS XXXX is reported HIT”と付け加わっているとさらに命中確実なんでしょうかね。

陸軍の爆撃機のうち単発のものはパイロットの訓練くらいにしか使いみちがないといわれていますが、うちでは九七軽爆(Ki-30 Ann)装備の2部隊に対潜哨戒をさせています。ほんとうは双発の九七重爆か百式重爆に機種転換させたいところですが、いつぞやのパッチで単発機から双発機への機種転換にPPを消費することになり、しかもそれがかなり高価なので単発機装備のままにしてある飛行隊が少なくありません。単発爆撃機でも九七軽爆は航続距離が8ヘクスあり、対潜哨戒だと距離が半減される仕様で4ヘクスでも、使いどころを選べばこれで充分です。SS Trustyを攻撃した九七軽爆はスマトラ島東岸のメダンに配備してあります。マラッカ海峡は狭いので、高度1000フィート、距離6ヘクス(対潜哨戒範囲3ヘクス)の設定で、メダン周辺に潜む潜水艦をよく発見してくれます。

駆逐艦を攻撃する連合軍潜水艦は不発ばかりで日本の潜水艦ははずればかりという印象・疑問とそれへの解決は上述しましたが、似たような変に偏った事象を実は対潜哨戒飛行隊についても感じています。どんなものかというと、潜水艦を攻撃してくれる対潜哨戒飛行隊は陸軍所属のものばかりというものです。例えば今日のコンバットレポートに載っていた上記の4回の攻撃もすべて陸軍機によるものでした。いったい海軍機は何をしているのか?ASWスキル70以上ばかりを揃えた海軍の飛行隊も稚内、大湊、青ヶ島などで対潜哨戒をおこなっています。例えば青ヶ島の飛行隊は横須賀・トラック航路を狙って関東南方海上を遊弋している連合軍潜水艦をしょちゅう見つけてくれていて、そういう点ではとっても役立ってくれています。しかし、攻撃してくれたことは皆無(だと思います)。

潜水艦を攻撃してくれるのは陸軍機ばかりという印象が、賽の目の偏りや私の勘違いではなく、事実なのだとしたら、原因として考えられるのは、陸軍の飛行隊は爆撃機(九七重爆、百式重爆、九七軽爆)を使用しているのに対し、海軍の飛行隊が偵察機(零式水偵)を使っていることです。零式水偵の航続距離はextended 10, normal 8と長く対潜哨戒にはうってつけですが、偵察機には爆撃機と違って潜水艦を攻撃しにくいという隠れた特性があるのかもしれません。こんなふうに感じるもう一つの理由は、機動部隊の九七艦攻や九九艦爆は潜水艦を攻撃してくれたことがあるからです。機動部隊の所在を可能な限り秘匿するため、艦攻や艦爆に対潜哨戒させるのは作戦出動した時、それも敵機動部隊との接触がありそうもない海域を航海している時のみです。それでも艦攻や艦爆が潜水艦を攻撃したのをなんどか目撃したことがあります。まあ、機動部隊のパイロットと開戦後に育成を始めた対潜哨戒飛行隊のパイロットとでは練度の差もあるでしょう。でもその点では陸軍機のパイロットも一緒ですから、やはり機種の影響かなと思うわけです。みなさんのところではいかがでしょうか?

追記:検索してみたら、零式水偵が連合軍潜水艦を攻撃してくれたこともありました。でも昭和17年の初頭の2回だけで、ASWスキルの上がった最近はさっぱりです。

昭和17年1月21日
E13A1 Jake attacking SS Seadragon at 115,145
昭和17年2月14日
E13A1 Jake attacking an Allied SS at 115,139
:::::::: a Grampus class SS is reported HIT

2 件のコメント:

海パパ さんのコメント...

海パパです

楽しく見ていますよ~~
さて
ついに始まりました…
Matrixのセール
思わず購入しました。^^v

明日は子どもの野球で無理なので
月曜からスタートします

よろしくお願いします

somali さんのコメント...

セールでどのゲームも33%以上お安くなってますね、

明日は雨みたいですが、野球の方も無事にプレイできますように。