2014年9月9日火曜日

マカッサル夜戦


1942年11月2日1日、まずは中国戦線から。今日の空襲は重慶に集中しました。漢口あたりと貴陽から一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 24機に護衛された双発爆撃機265機(Ki-21-Ic Sally 25, Ki-21-IIa Sally 211, Ki-49-IIa Helen 29)が飛来し、飛行場にAirbase hits 50、Airbase supply hits 17、Runway hits 147の命中弾がありました。重慶とはいえ中国軍の飛行場ごときにオーバーキルの感がなきにしもあらずですが、日本側は爆撃機飛行隊の使いみちが他にあまりないのかも。

そして、昨日空襲のあった剣閣(Kienko)では日本側のDeliberate attackがありました。日本側は戦車聯隊4個で素のAVが278なのに対し、中国軍守備隊は敗残兵いろいろ取り混ぜてAV 28。10:1の大差ですが、中国側には地形と指揮官のプラス修正(サプライ不足・準備不足・経験不足のマイナス修正も)があり、修正はAVは256:63。オッズ比4:1でやはり日本側有利なスコアですが、剣閣には規模3の防御施設があり、今日のところは陥落を免れました。しかしこの戦闘で防御施設の規模は2に低下したので、明日は陥落すること間違いなしです。

東部ニューギニアではサラモアに接近しつつある連合軍地上部隊に二式戦(Ki-44-IIa Tojo) 42機に護衛された九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機と百式重爆(Ki-49-IIa Helen) 50機の空襲がありました。被害はdevice 11個で、歩兵分隊はそのうち1つだけではありますが、連日これが続くと戦力がそれなりに減少して行ってしまいます。あと3日ほどでサラモアに到着するので、それまでは頑張ってほしいところです。

ケープタウンからオーストラリア西岸南部のパースへは重油を積載したタンカーが頻繁に航行しています。時にはこの航路を軍艦も利用します。昨夜はこの航路のパースから西に6ヘクスの海域でBBロイヤル・ソブリンが伊2潜の雷撃を受けました。魚雷1本が命中しSys 13, Flt 29(23) Eng 5(3)のダメージを受けましたが、まだ14ノットで航行できたので昼のうちにパースの手前1ヘクスにまで来ていました。

今回のBBロイヤル・ソブリンのパース行きには他のR級戦艦3隻も同行していました。戦艦4隻を含む大切なTFということで、駆逐艦4隻からなるASW TFをフォローする設定にしてありました。それでも被雷するとは連合軍の対潜見張り員の怠慢というより、伊2潜の技倆を褒めるべきなのでしょう。さすがに戦艦ですから魚雷1本で沈む心配はありませんが、修理が必要です。可能ならここからすぐにでもケープタウンに戻したいくらいですが、R級戦艦は航続距離が短いのでパースに寄って燃料を補給してからとなります。また今日のコンバットリポートには他のR級戦艦の名前は載りませんでしたが、東部蘭印に戦艦の増援を送ろうとする連合軍の意図は日本側に伝わったはずです。連合軍が東部蘭印を重視していることに対応して、日本側も主力艦を主にこちらに差し向ける→太平洋正面が手薄になることを期待したいと思います。

今日もメインイベントの舞台は東部蘭印でした。BBウォースパイトを失った英連邦TFは夜の闇に紛れてセレベス島マカッサルの艦砲射撃に向かいました。このマカッサルへの2日続けての艦砲射撃を指示するにあたって心配だったことは、きのうのエントリーでも触れたようにケンダリーにいた日本の水上戦闘TFに迎撃されることでした。技倆のそう違わない同士がプレイしているとお互いに同じような発想をするもので、心配していた通り日本側の水上戦闘TFに迎撃されてしまいました。

英連邦軍はCA Dorsetshire、Devonshire、CL Hobart、Birminghamの重巡2軽巡2に駆逐艦4隻のTFだったのに対し、日本側はBB比叡、CA妙高、羽黒、足柄、古鷹、加古の戦艦1重巡5に駆逐艦3隻の強力な布陣でした。コンバットアニメで日本側の陣容をひとめみて、これはひどいことになるんだろうなと感じました。昨夜はmoonlight 46%に加えて雨が降っていたので視程は6000ヤードしかありませんでした。お互いに5000ヤードまで接近してからようやく相手を発見し戦闘が始まりました。この視程の悪さは連合軍側に有利に働いたと感じます。もっと遠距離で発見されていたら、BB比叡や(古鷹は別にしても)強力な日本の重巡の砲撃でギタギタにされていたでしょうから。

戦闘は5000ヤードで始まり、3000ヤードまで接近し、その後1万2000ヤードで離れるまでかなり長い時間続きました。被弾したフネはもちろん連合軍側の方が多かったのですが、戦闘終了までに沈没したフネはありませんでした。目的だったマカッサルの艦砲射撃は実施できずに退却し、夜明けはマカッサルから5ヘクス南で迎えました。ここは昨日BBウォースパイトが沈められた海域から2ヘクス北側で、水上砲戦で沈んだフネはなくとも、陸攻の雷撃で巡洋艦全滅になるのかと心配しましたが、なぜか陸攻はやってきませんでした。

リプレイ終了後に今回のマカッサル夜戦による被害の状況を確認してみると、砲弾が5発命中しいちじは火災が激しかったCAドーセットシャーがSys 35, Flt(1), Eng 9。また砲弾3発命中して火災の発生したCAデボンシャーがSys 19, Flt 39(18), Eng 17。5発命中のCAドーセットシャーより3発命中のCAデボンシャーの状況が悪いのは、命中したのがより大口径の砲弾だったからでしょう。あと砲弾1発命中で火災の発生したDD NormanがSys 15, Flt 0, Eng 5になっていましたが、その他の軽巡2隻、駆逐艦2隻はかすり傷で済みました。対する日本側は6隻が被弾しました。そのうちのBB比叡、CA妙高と足柄、DD暁はかすり傷程度でしょう。しかし5発被弾+魚雷1本命中のCA羽黒は沈没と報告されています。コンバットアニメでは浮いていたし、リプレイ中にも沈没音は聴取されなかったし、戦闘の場が日本側の根拠地のヘクスなので、沈没には至っていない可能性の方が高いと思いますが、大破したことは間違いないでしょう。また砲弾11発命中で大きく炎上したCA加古も中破以上の被害を受けているのではないでしょうか。加古を狙ったのは主に軽巡と駆逐艦でしたが、小口径弾でも多数が命中して上部構造に大きな火災が発生すればただでは済まないだろうと思うのです。総合すると、英連邦TFの被害よりも日本のTFの被害の方が大きかった印象を受けます。

損傷した英連邦の巡洋艦TFをねらって雷撃をしてこなかったスラバヤの陸攻は遊んでいたのかというとそんなことはありません。チモール島南西の海域を航行中だったコンボイにスラバヤから一式陸攻22機が飛来し、xAP 3隻が大破しました(SSに1隻沈没としてあるのは勘違いでした)。この3隻はクーパンでシービーズを降ろした後で、乗船客がいなかったのは不幸中の幸いですが、3隻ともFlt 20~30と浸水被害が大きく、またFire 13~29と炎上中で、しかもSys 37~42と消火装置や排水ポンプの三分の一以上が機能していません。とりあえず一番近いRotiに向かわせましたが、Rotiまでの4ヘクスを航海するのに2日かかるので3隻とも助かりそうもない気がします。実はこういった事態を心配して、以前はチモール海にCVイラストリアスを派遣してコンボイ上空にCAPの傘をさしかけさせるようにしていたのです。しかしCVの存在に日本側が反応し機動部隊を差し向けられてしまってイラストリアスは大破。現在のところ、この海域はエアカバーなしとなったままなのです。

きのう、アンボンの一式陸攻がBabarでサプライ揚陸中のコンボイを攻撃し、掃海艇1隻が沈没したエピソードがありました。アンボンの一式陸攻はきょうも午前13機、午後13機の2波でBabarにやってきました。Babarでは午前も午後もきのうと同じくSea Hurricane Ib 5機が迎撃しました。きのうは全く役に立たなかったシーハリケーンですが、Babarにはレーダーがなく、空襲警報発令から短時間で雷撃されてしまったことが原因かと考えました。すぐにレーダーを設置する(レーダーを装備している部隊を移動させる)のは無理ですが、CAPの高度を1万フィートから6000フィートに下げてみました。陸攻は高度200フィートで雷撃しますが、1万フィートから降下して攻撃するより、6000フィートからの方が近くていいのではと考えたからです。これが功を奏し、午前午後合わせて21機を撃墜することができ、エースが1名誕生しました。それでも合計で6機が雷撃を試みました。雷撃のターゲットがサプライ揚陸中で停泊している貨物船だったらきっと命中していたことでしょう。しかし今日ターゲットになったのはAPDでした。APDは旧式だったとはいえ駆逐艦を改装した高速輸送艦ですから、1本も命中しませんでした。なお、APDもサプライ揚陸で停泊していると雷撃で沈められてしまうことが多いように感じますが、このAPDはBabarが目的地ではなく、Lautemにサプライをfasttransport(ロサンゼルス急行)する任務を受けていて、前日の待機場所をBabarにするためパトロール設定にしてあったので、切り抜けられたのだと思います。

追記:このエントリーは11月1日のことを扱っています。文中やSSには11月2日とありますが、勘違いしていました。

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