2012年4月12日木曜日

対空砲に関するベテランプレイヤーの意見

最近のエントリーでB-17EやP-40Eを対空砲で撃墜した経験を紹介しました。こういったことをわざわざ紹介したくなるのは、対空砲で連合軍機を撃墜することが珍しい「事件」だからです。私のゲームでも、総じて連合軍機のflak lossはごく少数にとどまっていますが、対空砲の効果の問題について他のプレイヤーがどう感じているのかFlak effectivenessというスレで議論されていたので紹介してみます。

みなさん、こんにちは。対空砲の効果について、ベテランプレイヤーの皆さんにお尋ねしたい。私は連合軍側をもってシナリオ1をプレイしていて(最新のパッチをあててからプレイし始めた)、19ターンまで進めた。日本の真珠湾攻撃は凄まじく、すべての戦艦に少なくとも4本以上の魚雷が命中して、100機以上の飛行機が破壊されてしまったのに、相手の損害は飛行機3機の損失と9機の損傷だけだった。第一ターンだし、単にアンラッキーだっただけかもしれないので、そのまま続けることにはした。その後も日本の飛行機は毎日こちらのの根拠地を爆撃し続けているのに、19日たっても日本の飛行機の対空砲による損失はたったの9機しかない!!! だいたいすべてが10000フィートからの爆撃だが、リプレイ中に飛行機の名前が黄色や赤で表示される(訳注:黄色は飛行機の損傷、赤は損失)ことは滅多にない。FOWの影響もあるとは思うが、少なすぎる気がする...対空砲の効果についてはどんな経験をお持ちだろうか?
連合軍の対空砲はまあまあだが、日本側の対空砲が厳しすぎると感じる。中型水平爆撃機による空襲はかなりの損害を被るので、補充されるまで2-5日休ませることになる。空襲の高度を1万-1万1千フィートに上げた。低いほどひどい。
高度が低すぎると、機関銃のような小火器の被害も受けることになる。
対空砲をキーワードにして検索してみると、このテーマのスレを20以上みつけることができる。多くのプレイヤーの意見をまとめると、このゲームの連合軍の対空砲は史実よりも効果に乏しい (日本側についてはよくわからない)というところだろう。私もそう感じている。 DaBabes modでは、もっと本当らしい結果が得られるように対空砲に修正が加えられている。
わたしもシナリオ1を新たに始めたところだが、真珠湾攻撃での日本側の損失の少なさに驚いている。たった3機だった。対空砲は効いてないね。
連合軍の対空砲が少し弱めなのは確かだろうが、いずれにせよ緒戦の数ヶ月はそんなにうまく戦えたわけじゃない。武器も弾薬も古いし、兵隊は訓練が行き届いていなかったし。1942年のうちは艦船の対空砲にも陸上の対空砲にも多くを期待すべきではない。弱体化されてはいるのかもしれないが、期待通り時間とともに良くなってゆくのもたしかだ。
各対空砲にちょっとした変更を2個づつくわえる実験をしてみたが、素のシナリオでの結果とはまったく違って強力になり、特に日本側にとってはそうだった。こういった変更が結局はゲームバランスを崩してしまうことを考えると、ほっとく方がいいと思う。
基礎の計算式がどうなっているのか知らずにパラメータをいじるのは、良くて当てずっぽうにしかならない。個人的には、連合軍艦船搭載の対空砲はまったく非力だと思う。もちろん一人の意見でしかないけれど。このこと自体が注目に値することなのか、また修正されるべきことなのか、さらにいつ修正されるべきなのか、こういった点については大勢に従いたい。
同意しておくべきところかもしれないが、ちょっと違う意見をもっている。私たちは実験すべきだと思うし、大局を知らずに個々の問題が積み上がってしまう前に、意図しない結果をもたらしている状況を紹介すべきだと思う。5インチ砲の問題については気付いていないの?ゲーム内で両用砲として扱われていないのは少し変だと思う。何か理由があるんだろうか?
いじってみた結果、そのままにしておいた方がいいという結論に私は達した。私がいじってみたのは、各砲のceiling値(射高)を最大にした点と、ammo capacityを増やした点だ。変更による影響は明らかだったが、意図しない効果をもたらした。試してみないと分からないのは確かだよね?もし興味があるなら、いろいろ実験してみるといいと思う。
何度もターン1を繰り返してみて、史実の日本の飛行機損失数40機とパイロットの損失数29名が再現されることは一度もなかった。これをみると「ちょっと弱め」というのが当たっている気がする...
開戦時の連合軍の兵員は士気・経験が低く定員も充足されてはいなかった。訓練を3ヶ月間行って補充と装備改変を受けた後に得られるような戦果を、12月7日には出せなかっただろう。あと注意すべき点として、対空砲はしばしば多数の損傷をもたらす。その一部はOps lossになるか修理不能機として廃棄される。これらは対空砲による損失機数欄には計上されていない。Trackerをつかって真珠湾を攻撃した日本の空母の艦載機のOps lossになった機数をチェックしてみてはどうか?また12月8日開始のシナリオは、アメリカ海軍の真珠湾での戦艦の被害と同様に、日本機の損失数を正しく反映しているのだろうか?さて、対空砲の効果を強化する変更が加えられているのを知って、最近は日本側AIを相手にDaBigBabes modのBシナリオをプレイしている。日本側のOps loss数はかなり多く、日本側の空襲では多くの爆撃機が損傷している。実はこの損傷機の多くは、地上部隊の配置されていない連合軍の拠点の爆撃の際に生じている!蘭印の無人の拠点の油田や製油所(そのヘクスの占領後にそれを修理するのはAIさん、あなたなんだよと言いたいところ)を30機の日本陸軍の爆撃機が空襲したとすると、8機が損傷を被るっていう感じだ。その8機のうち、たぶん1-2機は着陸時に修理不能になってしまうだろう。それにしても何がこの損傷をもたらしているんだろう?DaBigBabes modは生産施設に固有の対空能力を賦与しているんだろうか?
このテーマについてプレイヤーが長いこと論議し続けているのに、Devの人から何らかの意思表示がないのは不思議な気がする。史実で敗北を喫した側をプレイしたいとは思わない人たちに、日本側でのプレイがより魅力的にみえるよう、プレイバランス目的で連合軍の対空能力を去勢することをDevチームが選択しているのだとしても、できればそれをみとめる発言くらいはほしい。
連合軍の対空砲を強化することが必要なのは明らかだ。小さな変更から始めて、様子をみることになるだろう。
真珠湾攻撃での日本機・パイロットの損失の少なさに関していえば、アメリカ側の地上での飛行機の損失数も200機以上という史実の数値に達することはほとんどない。ふつうは30~40機程度だろう。また、いまの私のゲームでは、真珠湾での地上部隊の損失は5分隊に過ぎない。まあ、こんな方面にまで文句をつけるつもりはないけれど。
連合軍の対空砲の弱さについてはDaBabesの開発チームがとりあげ、頻繁に言及している。私の知る限り、最大の変更点はアメリカの5インチ両用砲を真の両用砲にした点だ。素のシナリオでは両用砲になっていなかった。両用砲を対空砲として発砲するときと対艦目的で発砲するときとでゲームのコードが違った計算式をつかえるように、michaelmさんがexeファイルをいじってDaBabes modの開発チームに提供した。5インチ砲は連合軍のTFの対空能力のきもで、特に大戦後半ではそうだったから、これは大きな変更なわけだ。他のスレでAlfredさんが、このゲームの将来についてのするどい考察を披露していた。知られる範囲では、DaBabes modの対空砲とASWに関する変更が素のシナリオに持ち込まれる計画はない。これはMatrix/Slitherineが決めることだが、無料ではない新バージョンがリリースされるとは私は思わない。もし対空能力を改善したいのなら、DaBabesのシナリオのどれかを選んだらいい。現在、ガダルカナル戦バージョンまで開発が進んでいる。
みなさん、いろいろと意見をありがとう。現在の状況がよく分かったし、これを受け入れて進もうと思う。とはいっても、第一ターンの日本の攻撃が効果的だったことには当惑している。100機以上の飛行機を地上で破壊、40隻以上の艦船が沈没・損傷。2日目の攻撃を選択してみても、戦艦も重巡も軽巡も残っていなくて、駆逐艦が残っているだけ... 
私のゲームはいま1943年1月28日だが、日本の対空砲は35機を撃ち落としているだけ。毎日、数十機の連合軍の爆撃機が対空砲を集めた根拠地を高度10000フィートから爆撃しているのに。撃ち落とせないし、Ops lossもない。
エディターでdeviceをみてみると、どうしてこうなっているのかが分かると思う。ボフォースの40mm砲でさえ、射高(ceiling)がたった9800フィートしかない。素のシナリオでの対空防御には大口径砲が必要だ。
日本の対空砲の最高射高はどれくらい?ざっとエディターをみてみたが、射高が9000フィートを超えているのは三つだけだった。爆撃されている根拠地にいる地上部隊の装備をエディターで調べてみたらどう?
わたしは25mm対空機銃について話しているんじゃない。あれはまったくの役立たずで、ああいう小口径の対空機銃が届く高度で水平爆撃機を飛ばすような人はいないだろう。私が問題にしているのは日本の75mmと88mm砲で、それぞれの射高は25000フィートと31000フィートだ。
射高なのか有効射高なのか?それに高射装置はどうなのか?青空に向けて発砲できるだけで、敵機の位置を予測する有効な手段(レーダーはいうまでもなく)がなければ、それでもおそろしい存在ではあろだうけど、有効だとまではいえないような...
日本のOOBをみてみると、思ったよりたくさんの75mm砲と88mm砲があるね。でもその多くは限られた部隊にしか配備されていないけれど。データベースをみると、75mm砲のeffectは13、88mm砲は20で、ボフォースの40mm砲も20だった。”effect”がコードの計算式のなかでどう機能しているのかは分からないが、この値の違いはたぶん(必ずそうだとはいえないだろうが)、線形に効いて来るのだろう。それに加えて、空襲の時間帯やら天候やらも計算式に影響しているだろう。
たしかに、日本には多数の高射大隊と高射聯隊がある。ほとんどは75mm砲装備だが、88mm砲を装備している部隊もある。20mm対空機関銃なんていう情けない装備の対空中隊については、移動させる労をも惜しむべきところ。現在、わたしの主要な飛行場は75mmと88mmとの合計でだいたい50基の対空砲で守られている。連合軍はこういった飛行場を連日爆撃して一機の損失もないという点が、私の悩みだ。双発爆撃機でさえ、対空砲に対してほとんど無敵なようにみえる。
わたしはDevチームが範囲効果についてひとつ考え違いをしているから、こうなったのだと思う。爆弾だと、800kgGP爆弾はeffect 1788、accuracy 75。250kgGP爆弾はeffect 551、accuracy 26。高射砲も似たような関係で、12 cmは effect 45、accuracy 55なのに対し、75mmはeffect 15、accuracy 36。Devチームは大きな兵器の方が有効範囲が広いと言っている。たしかに、その通り。でも、口径の異なる対空砲のeffectに大きな差があるのはどうして?飛行機は対空砲の砲弾の破片が命中してもダメージをうけないもの?そんなことはなくて、飛行機はダメージを受ける!砲弾の口径に比例したダメージを。12cm砲と75mm砲とで破片効果が3倍も違うなんてことはない。たとえ、破片のpenetration値が口径の半分として計算されたとしても。破片によるダメージはせいぜい線形に増加するだけで、12cmと75mmのダメージの関係が45/15になることはない。そしてもう一つ問題点がある。Devチームは武器の範囲効果について、重複して産出している。effectについては、口径が大きいほどダメージも大きく、しかも増加は線形ではない。accuracyについては、口径が大きいほどより正確さが高くなる。とすると、どうあるべきか?口径が大きいほどより正確になる(より大きな弾片は重量が重く、しかも速度を失いにくいので、多くの弾片をもたらす大きな砲弾は、より広い範囲にダメージを与えることができる)というのなら、effectを線形に増加させればいい。それに加えてaccuracyも増加させると、effectの増加は線形ではなくなってしまう。つまり、12cmと75mmの対空砲は、24と15のeffect、35と26のaccuracyをもたなければならない。その後、試験的なプレイを繰り返してそれらの数値が妥当なことを検証する必要がある。
対空砲について「今日はX機しか落とせなかった。ちっとも役に立たない」などのように、連合軍の爆撃機を対空砲でちっとも落とせないっていう苦情は、対空砲に対する見方が一面的になりがち傾向を示してくれていると思う。つまり、たいていは二つの大切なことを見過ごしているんだ。一つは爆撃の精度に対する対空砲の効果。対空砲の50門ある根拠地、200門ある根拠地、もっといっぱいある根拠地とで爆撃機が目標に命中させる確率はどうだろうか?対空砲が有意に効果を発揮する数というのは、その空襲に参加する爆撃機の数に依存することは明白だが、集中の程度の問題でもある。対空砲の数が多ければ、爆弾の命中数をそれだけ減らすことができる。もう一つは空襲による対空砲の混乱。飛行場への爆撃は対空部隊と根拠地隊にもダメージを与えることを想い出してほしい。空襲が大規模で、その空襲による爆弾の命中に耐えるのに充分な数の対空砲部隊がその根拠地に配置されていなかったら、対空砲部隊は混乱・疲労していってしまい、数日しないと混乱・疲労はおさまらないかもしれない。空襲が連日で休養をとる余裕がないこともあるだろう。対空砲部隊の混乱・疲労の数値に注目している人は多くはないと思うが、大きな違いを生むだろう。さらに、一辺46マイルのヘクスの中では、50門の重高射砲もけっして多いとはいえないはずだが、それはまた別の話。
日本の75mm砲のスペックをエディターでみてみた。傑出して優れた点はまったくない。WitPだったかPacific Warだったか(ともに G. Grigsby作)よく憶えてはいないが、日本の対空砲には0.75倍の修正が加えられる。いまでもそうなのかどうかは分からないけど、Devチームは知っているだろう。
私が使っている日本の75mm砲はデバイスナンバー068だ。1941年12月が供用開始月でeffectは13。前の方のレスのeffectが15の75mm砲は”9999”だ。エディターには詳しくないので、どっちの75mm砲が優れているのかは分からない。
loadcostが9999の砲は艦載専用の方で、loadcostがまともな数値の砲は地上部隊に配備可能なものだったんではないかな。100%正しい自信はないが。
データベースには、このゲームでは使わない75mm砲がいくつも含まれている。正しい日本の対空砲は、75mm T88 AA gunと88mm Type 99 AA gunという名前のものだ。どちらも性能はたいしたことないね。
このゲームにはつかわれていないdeviceが数百個あるようだ。きっと素のWitPでつかわれていたdeviceがそのまま残されているだけなんだと思う。ところで、対空砲が与えることのできるダメージには上限が設定されているようで、試しに大和の主砲に両用砲の属性をつけてみたが、B29を一機も撃墜できなかった。以前、アップグレード済みのエセックス級空母一隻だけのTFで検証してみたことがある。CAPはいないのに、攻撃してくる飛行機を多数撃墜してくれた。多くの場合、50%もの機体が撃墜された。小さなグループ(30機前後)だとつねに75-90%が撃墜(攻撃中の撃墜、ops lossは含まず)されてしまった。対空砲に問題があるんだとしたら、対空砲の数が不足しているからだけではなく、味方のCAPがいるとなにかしらおかしなことがおきるんじゃないだろうか。
連合軍の対空砲はAEになってからかなり弱体化された。史実の真珠湾攻撃は奇襲だったが、機動部隊に帰り着いた機体の多くが修理不能で、しかも29機が撃墜された。AEではそれに近い数字を目にしたことはない。さらに問題なのは、史実で役に立たなかった日本海軍の対空砲が強化され、いつもかなりの数の連合軍機を撃墜してしまうことだ。ミッドウエイでは6月4日に攻撃した200機を優に超える来襲機のうちたった3機しか撃墜できず、しかも3機のうちの1機は自軍の戦闘機だった。
200機の攻撃機のうち2機しか撃墜できなかったというのは、わたしのWitP AEでの経験とよく符合している...また、連合軍の対空砲による被害を避けるため日本側は高度15000フィートから爆撃せざるを得ないが、シンガポールを制圧することができていない。バッファローが飛び立つまでもない。連合軍の対空砲が今後さらに強力になっていくのを見たくはない気がする。他方、連合軍の艦載対空砲はもっと撃墜できてもいいはずだ。だけど今プレイしているDaBigBabes modでは旧式のイギリス軽巡たった一隻で、攻撃機の3分の1を撃ち落とした。
謙譲の美徳について知ってはいるが、一辺46マイルのヘクスにの中の50門の高射砲は(謙譲し過ぎの)とても小さな数字だ。平均的なヘクスの中には港や滑走路や地上部隊があって、ある特定の目標を空襲部隊からカバーしてくれる高射砲はその一部にしか過ぎないだろう。このゲームの中では対空砲のうちのどの程度の割合が応射してくれるのか知らないが、爆撃機が自軍の飛行場を発進してから目標のヘクスに到達するまでの間には対空砲の射撃を受けないという仕様を代償するために、目標のヘクスに存在する対空砲のほとんどが応射してくれるんじゃないかと思う。でも、すべての対空砲がというわけではないんじゃないかな。
日本の対空砲はそんなに強力でもないし、基本的には火器管制も手動だ。いずれにせよ多数を撃ち落とした記録はない。連合軍の対空砲についてはまた話は別で、90mm級の対空砲がきちんと仕事してくれているので、私としては陸上部隊の対空砲に満足している。艦艇については、素のシナリオでは5インチ両用砲が対空砲として機能していないことが指摘されている。これが連合軍艦艇の対空砲がなまぬるい理由だ。日本の艦艇の両用砲はどうだろう?きちんと機能しているかどうか、誰か知ってる?
一ヘクスにどれだけの数の対空砲があったら充分なんだろう?
私のゲームでは、開戦から14ヶ月で日本の対空砲はたった35機しか撃墜していない。そのうちの25機は急降下爆撃機なので、陸上の対空砲は5-6機、14ヶ月で6機しか落としていない。史実では、多数の対空砲を備えた日本の主要な根拠地を攻撃することは危険な任務だった。でもこのゲームではそうではない。
史実でも連合軍の中型爆撃機は低高度で侵入していて、後になると制圧射撃を加えるようになり、攻撃の技術も改善されていった。日本の対空砲もそれなりに撃墜してはいたが、連合軍側はこのやり方で戦果を挙げることができた。このゲームでは、損失が戦果に見合わないほど多くなってしまうので、このやり方が通用しない。中型爆撃機は高度を高く保った方がいい。そうすれば、日本の対空砲はほとんど撃墜できなくなるから。
低高度で侵入する爆撃機や機銃掃射する戦闘機のつかいどころがないのはたしかだ。高高度から四発爆撃機の爆撃で飛行場をめちゃめちゃにできるんだから。それはそれで、また問題なんだけど...
対空砲による損失機数をおかしくみせている要因の一つは、対空砲により損傷した機体が着陸時におしゃかになってしまうことなど、Ops lossとして勘定されていることだ。
たしかにそうだが、それでも両サイドとも対空砲がかなり弱体化されたようにみえる。私は連合軍側の例を前述したが、日本側の例をPuhisさんが上の方のレスに示してくれた。DaBabes modを作成した人たちがこの点の修正を必要と感じていることは私たちみんなが知っていて、それでいて私たちの多くは素のシナリオをプレイしている。私の望みは、このゲームを新たに始めた人がフォーラムでベテランから情報を得ようとした時に、私たちがはっきりした答えを返せるように、Devチームが出て来て現状認識について述べてくれることだ。
日本機を一万フィートより低く飛ばすことは自殺行為なので、連合軍側の対空砲はOKだと思う。日本の艦載対空砲もOKだ。大きな日本の艦船は12.7cm対空砲を搭載していて、スペックも上々だ。日本の駆逐艦の両用砲は対空能力という点ではできすぎなくらいで、史実では対空能力を発揮できなかったタイプの砲塔もゲームでは対空能力を賦与されている。日本の地上の対空砲と連合軍の艦載対空砲が弱すぎるんだと思う。
いいたくはないが、私と同じように対空砲の問題に気付いている人には、DaBabes modのどれかをつかった新しいゲームを始めることを勧めたい。DaBabes modは対空砲の問題だけではなく、ASWの問題にも対応してくれている。進行中のゲームをプレイしている人の解決策にはならないけどね。
その通りだと思う。これまでに発見された問題を調査・計算・試験してDaBabes modに導入された解決策が素のシナリオに適用されることはまずないと思う。私はDaBabes modで二つのPBEMを始めた(新しいLCUスタックリミットがオプションで選択できるシナリオ28-C)が、日本の艦載対空砲はかなり良くなっている。アメリカの急降下爆撃機の小部隊が蘭印で日本の駆逐艦の小艦隊を攻撃する場面があった。一隻の駆逐艦に向かっていっただけだったが、急降下爆撃機は一機が撃墜され、一機が損傷した。DaBabesでは艦船は射ち返してくる。連合軍側が対空砲を集中させることのできる時期ではないので、地上の対空砲についてはどんな具合なのかはまだ分からないけど。
日本の対空砲も威力を発揮すると思うけれど、それにはかなり集中させることが必要だ。数が少なければ戦果も期待できないが、対空砲部隊を5つも6つも集中すれば、相手は爆撃高度を高く設定せざるを得なくなるし、それに応じて爆撃の効果は低くなる。スクリーンショットに示した通り素のシナリオ1をつかった私のPBEMでは、対空砲で撃墜された連合軍機が少なくない(訳注:1945年5月30日現在で連合軍機の対空砲 lossは612機、日本は864機)。連合軍機の対空砲 lossの多くは四発爆撃機だ。
1945年ということは、1943年9月から利用可能な三式12cm高射砲が多くの対空砲部隊に配備されているよね。それに、TOEアップグレード後の海軍の根拠地隊は12cm両用砲をたくさん装備するようになっているはず。これら二つが、役立たずの75mm砲や88mm砲とはまったく違ったものであることを期待したい。
開戦時に配備されていた日本の第一航空艦隊のパイロットたちは、1942年の末までにはほとんどが亡くなってしまった。こうなったのは、(1)近接信管導入前のアメリカ海軍の対空砲、(2)決して優秀だったとはいえないF4F装備のCAP、のどちらかのおかげだったと考えることができる。二つの選択肢のどちらも魅力的ではないが、史実で実際にあったことだ。
パイロットの中には1942年6月4日に空母とともに沈んだ人もいたんじゃないだろうか、違うかな?
空母の沈没による死亡数は空戦によるものよりも少なかった。
Shattered Swordや他の本によるとミッドウエイで空母とともに沈んだパイロットの数は少なかった、と記憶している。彼らの多くは、その後の第二次ソロモン海戦や南太平洋海戦での空戦で死亡した。アメリカの艦載機との空戦で日本母艦航空隊のパイロットは大きな被害を受けた。それに8月からはアメリカ海軍の対空砲も日本の攻撃機の機体に大穴をあけるようになったし。
日本のベテランパイロットの多くは、(1)レーダーによるスクランブルや救助や多数の増援の新機種や情報活動や優れた無線機器などにより有利な位置を占めることのできた敵機との空戦、(2)対空砲、(3)運用上の損失、(4)ミッドウエイ開戦後の戦略的な誤りなどによって死亡することになった。ほとんど無益な損失だった。主な日本の戦略の誤りは、(1)日米の艦隊の決戦、山本は南雲のハンマーのもとにアメリカ艦隊をおびき寄せるつもりだったが失敗した。マリアナでもう一度、同じ失敗を繰り返した。日本人は目標を達成する前に死ぬことになった。(2)占領した地域に広く兵力を分散したこと。ガダルカナル方面に戦力を集中するまでに数ヶ月が経過した。そのおかげでのろまなアメリカ軍にもこの地域に戦力を集中する余裕があり、 逐次投入された機動部隊に対して勝利を収めることができた。
 最後の方はかなり脱線気味ですが、それでもこのスレを読んで、20mmや25mmの対空機銃がほとんど役立たないことを学べました。満州にはこういった小口径の対空機銃を装備した部隊がいくつかあり、動員に必要なPPも少ないのでビルマ方面へ移動させたのですが、無駄だったようです。それに対して、1943年9月から利用可能な三式12cm高射砲には期待してしまいます。これは陣地に固定される高射砲だったからかと思いますが、野戦高射砲大隊ではなく、10cm T14 AA Gunのアップグレード先となっているようです。

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