2011年1月11日火曜日

パッチ6で連合軍側もHI工場を操業停止できるようになるらしい

連合軍にとって昭和17年は攻勢を準備する時期に当たります。太平洋方面への侵攻に際しては、上陸作戦用の艦船とそれを支援する艦艇が多量の燃料とサプライを消費します。ですから、上陸作戦の策源地には充分な量の燃料とサプライを備蓄しておく必要があります。連合軍は、アメリカ西海岸やケープタウンに供給されるサプライの量や、それを輸送する貨物船の数に不足を感じることはないはずですが、問題なのは燃料。昭和17年には燃料を輸送するTK, AOが不足しがちなのだそうです。また、太平洋戦線で攻勢をとるために最適な策源地はオーストラリアですが、オーストラリアに燃料を運び込むと地元のHI(重工業)がその燃料の一部を消費してしまうことも問題です。以前から、この燃料の備蓄をどうすべきかについては何度もフォーラムで話題にされてきました。最近のSupplies or Fuel to OZ ?というスレSupplies or Fuel to OZ ?というスレでも、またこの問題がとりあげられていました。
この問題への解答の一つは、オーストラリアのHIに燃料を使わせないため、オーストラリア本土ではなく、ニュージーランド、タスマニア、ニューカレドニアなどに燃料を備蓄するというものです。これは、これまでの同様のスレでも出されていたお馴染みの方法です。
また、今回このスレで目立ったのは、オーストラリアに燃料を運び込んでHIに消費されたとしても、昭和17年が終わる頃には上陸作戦を行うのに充分な量の燃料は備蓄できるという意見が少なくなかったことです。きっと、PBEMでこの時期を乗り切った人が増えてきたから、こういう意見が出されるようになったのでしょう。
また、日本側の行動がこれを助ける面があるのだそうです。オーストラリア大陸はHIやLIの原料となるresourceを自前でまかなえて、外部から商船で運び込む必要はありません。しかし、resourceの産地には偏りがあり、北西部のDarwin近傍で産出されるresourceがHIやLI工場のあるオーストラリア東部まで陸上輸送されてゆくことはないので、やはり商船で輸送しなければならないのだとか。なので、日本側がオーストラリア北西部を占領している(うちのPBEMでもPort Haedlandを日本側が占領しています)か、またはオーストラリア北西部の制空権・制海権が日本側にあってresourceの海上輸送が困難な状況では、オーストラリアのHI, LIはフルに操業することができません。したがって、HIが消費する燃料の量も少なくて済むというカラクリがあるのだそうです。
昭和17年の半ば頃から上陸作戦を開始するつもりの連合軍プレーヤーはオーストラリア以外に燃料を備蓄する方法を選択すべきでしょうし、うちのPBEMのお相手のように昭和18年になってから上陸作戦を開始するつもりの連合軍プレーヤーなら、オーストラリア本土に燃料を備蓄してもOKなのでしょう。
そして、さらに注目すべき事実がこのスレでは明らかにされていました。それは、パッチ6を導入すると、連合軍側も工場の操業を停止したり再開したりできるように仕様が変更されるらしいということです。もしこの仕様変更がベータ版パッチ6だけでなく、バグ取り後の正式版パッチ6でも採用されるとしたら、燃料備蓄問題は何の問題もなく解決してしまいます。オーストラリアのHIに燃料を消費されたくなければ、オーストラリアのHIの操業を停止すればいいだけですから。うちのPBEMも含め、すでに昭和17年後半以降にさしかかっているゲームにはこの仕様変更はあまり影響がないでしょう。しかし、昭和17年の早い時期を戦っているプレーヤーには大きな変化をもたらしますね、きっと。
ただ、オーストラリアのHIを操業停止にすることは少しgameyなのではというレスがついています。当時のオーストラリアにも配給制度はあったけれどもイギリスのそれとは違って緩やかで、労働党政権は民生に不必要な負担をかけることを認めなかっただろうというのです。このゲームをしていてこんな風に史実を思い起こしてしまうのは、日本側プレーヤーも連合軍側プレーヤーも同じ模様。例えば私も日本側をプレイしながら、史実のような餓島状況をつくらないように、遠方の島にサプライをせっせと運んでいますから。

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