2013年9月14日土曜日

ウエーク島を失う


1942年2月8日、ビスマルク諸島のUmboi Islandに日本軍の上陸がありました。重要度の低そうなdot baseですが、なにが目的でしょう?ここに機雷を敷設すれば、オーストラリア東岸を根拠地とする連合軍潜水艦が中部太平洋に出かけにくくなるので、港の規模を1に拡張してACMを在泊させて機雷を敷設するつもりでしょうか?

ブナからオーエンスタンレー山脈越えの行軍中だった日本軍部隊がちょうど中間点に達していました。連合軍がこの移動に気付いたのは2月4日ですが、道なき道を踏破する行軍でかなり移動速度は遅いはずですから、もっとずっと前から行動を開始していたようです。今日の報告ではこの日本軍は1ユニットだけ。ジャングルの中の敵部隊に関する情報はあまりあてにならないのですが、本当に1ユニットだけだとすると、大軍を行動させてポートモレスビーを攻略することが目的ではないでしょう。ポートモレスビーに上陸して包囲されている日本軍部隊にサプライを供給するため、ポートモレスビーのヘクスの東側のヘクスサイドの支配権を獲得することが目的だろうと思われます。このゲームでは、ブナにサプライを揚陸しさえすれば、難なくポートモレスビーまで陸上を輸送されてゆく仕様なのです。

といった小さなできごともあったのですが、今日のメインイベントはなんといってもウエーク島です。前日の哨戒機の報告ではウエーク島周囲に兵員を輸送する貨物船・客船の存在はみとめられておらず、リプレイで機雷原の掃海作業、ついで上陸前艦砲射撃が始まった時にはびっくりしてしました。前日の時点での防御機雷の数は251個でしたが、触雷したのはxAK Cheribon Maru 1隻だけ。また掃海作業にあたったDMS W-20とDMS W-19が陸上からの砲撃で損傷したようです。

ウエーク島にはMarine Defense Battalionが3つもいることを知っていて、日本側は上陸船団にBB霧島・比叡、CA那智、CL北上・長良を組み込んでいました。上陸行動に対する砲撃は大きな艦船に集中する傾向があります。戦艦や重巡がいるとMarine Defense Battalionの155mm砲ではほとんど効果がありません。かえって艦砲射撃により守備部隊のdevice 2個を破壊され、32個がdsiabledにされました。守備側各部隊のdisruption値もかなり上昇したものと思われます。それでも、守備隊はxAK Kozan Maru, xAK Kanko Maru, xAK Hiyoshi Maruに砲弾を命中させ、載せられていた部隊のdevice 3個を破壊し、38個をdsiabledにしました。また上陸のトラブルにより日本側のdevice 21個がdestroyedになっていました。

その後、上陸を支援する機動部隊から零戦(A6M2 Zero) 53機の護衛で、 九七艦攻(B5N2 Kate) 113機と九九艦爆(D3A1 Val) 117機が飛行場と地上部隊の爆撃にやってきて、守備隊のdevice 1個が破壊され、25個がdsiabledにされました。この爆撃によりさらに守備隊のdisruption値は上昇したことでしょう。前日は九九艦爆 8機が損失になりましたが、disruption値がかなり高くなって対空砲火が甘かったためでしょう、今日は九七艦攻と九九艦爆各2機が損失になっただけでした。
また来襲した日本機のうち半分くらいは飛行場を爆撃し、Airbase hits 3、Airbase supply hits 2、Runway hits 12の命中弾がありました。占領してしまえば飛行場の修復は日本側がすることになるので、飛行場の爆撃は損なのではとも感じますが、サプライを破壊したかったのかもしれません。

そんなこんなで陸戦フェーズ。日本側の参加部隊は16th Army(Corps HQ)、陸軍の空挺部隊2個(1st Raiding Regimentと2nd Raiding Regiment)、海軍の空挺部隊2個(Yokosuka 1st SNLFと Yokosuka 3rd SNLF)、特別陸戦隊3個(Sasebo 1st SNLF、Kure 2nd SNLF、Sasebo 2nd SNLF)、特別陸戦隊の中隊5個(1st Indpt SNLF Coy、4th Indpt SNLF Coy、7th Indpt SNLF Coy、1st Sasebo SNLF Coy、 8th Indpt SNLF Coy)、海軍の警備隊2個(61st Naval Guard Unitと83rd Naval Guard Unit)、ふつうの陸軍部隊はMiura Detだけで、ぜんぶで16ユニット、1万3千名あまり。素のAVは合計で568もあります。それに対して守備隊の素のAVの合計は75でしたが、リプレイ画面に表示された守備隊のAVは強い混乱を反映してか、どれもわずかなAV値しか書かれていませんでした。結果が出るまでしばらく時間がかかるのですが、この段階で敗北を覚悟しました。

しかし混乱は日本側にもあって両軍にマイナス修正。守備側には疲労や経験不足のマイナス修正もついていました。これらの効果を加えた修正AVは77:15。オッズ比5:1となり、ウエーク島のfortificationは規模3なので、日本側がウエーク島の奪取に成功しました。しかし、守備隊の死傷者・捕虜になった数は4218名に対し、日本側の死傷者数5021名の方が多く、ウエーク島守備隊は史実の硫黄島の日本守備隊なみに健闘してくれたようです。たしかによくみると今日の戦闘はかなりの接戦です。77:15だった修正AVの数値の、米軍側の15が1だけ多い16だったら、オッズ比4:1で防衛に成功していたわけですから。

ウエーク島はatollなので上陸した側はShock attackを強制されます。しかもstack limitが6000名しかなく、上陸した日のそのShock attackに失敗するととてもとても面倒なことになります。必勝を期さなければならない日本側にとっては薄氷の勝利でした。今回の攻撃側のユニットを見ると、combat engineerを含んでいる部隊がありませんでしたが、combat engineerを同行させておれば1月31日のシンガポール攻略のようにforitificationを低下させることができるので、もっと確実に勝てたことでしょう。

それにしても、ウエーク島の失陥はかわいがっていたネコをなくしたような感じで、とてもこたえます。パレンバンやシンガポールを失った時よりずっとずっと悲しいし、きっと重慶を奪取されても、インド東部を席巻されても、オーストラリア北部で暴れ回られても、こんなにがっかりはしないだろうと思います。日本側の攻略作戦の開始があと10日遅ければfortificationの規模が4に達していて防衛できたろうとか、守備隊としてMarine Defense Battalionばかり3つではなく一つはcombat enginner部隊にしておけばforitificationの増強が早く進んですでに規模4に達していただろうとか、いろいろと悔やまれます。

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