2013年12月7日土曜日

長沙とラシオに日本軍部隊が接近中

1942年4月21日、あいかわらず長沙には空襲が続いています。今日は九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機と九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 24機が飛行場を爆撃し、Airbase hits 10、Airbase supply hits 2、Runway hits 43の命中弾がありました。さらに厄介なことには長沙の南西のヘクスの日本軍部隊の数が12に増えていました。桂林攻略後、主力を二手に分け、一方は西の柳州に向かい、もう一方は鉄道で衡陽に戦略移動させ、その後に徒歩で渡河して長沙の南西のヘクスに到着したのかなと思っています。この12部隊が移動していることを示すアイコンはついていませんが、これはたんに中国軍の偵察能力の低さのせいで、おそらくもう長沙に向けて進軍を始めていることでしょう。飛行場爆撃により長沙のforitificaitonが1のままで増強できていませんから、こうやって本腰を入れられると陥落は必至でしょう。

昨日のエントリーに日本側はビルマ北部まで進出する予定はないのかなんて書きましたが、そんなことはないようです。たしかにマンダレー→Shwebo→Katha→ミートキーナと続く鉄道線に沿っての進撃の動きはありませんが、ラシオの西のヘクスに日本軍4部隊が出現しました。ビルマと中国の連絡を絶つために、ラシオの攻略を優先させたようです。ラシオで守備しているのは1st Burma Divisionです。この部隊は2月16日に日本のサルウィン川渡河作戦に大敗し、その後このラシオで休養させている部隊です。サルウィン川を渡った日本軍部隊は戦車聯隊6個、捜索聯隊2個、タイ国軍師団2個だったのに対し、いまラシオに接近しつつある日本軍は4部隊です。この4部隊の規模が今のところ不明なのが何とももどかしいところですが、ビルマへの大きな増援がなく、以前サルウィン川を渡った部隊の一部が進軍しているだけなら、なんとか防衛して欲しいものです。ラシオはジャングルヘクスですし、いちおうfortificaitonも規模3になっていますからね。インドからはるばるやって来たオーストラリア軍部隊がジャングルの中をラシオに向けて移動中ですが、日本軍の到着の方がずっと早そうです。

ジャワ島ではLoemadjangでの陸戦に敗北し、南部に残る蘭印軍はBase Force一つだけで、オランダの旗の翻る根拠地もひとつを残すだけとなりました。あと、ジャワでまだ蘭印側が支配している主な根拠地はバタビアと南岸のTjilatjapくらいです。Tjilatjapも一部隊がいるだけなので、日本側がその気になればいつでも奪取できる状態です。バタビアには4月19日に零戦のsweepがあり、CAPの戦闘機は大敗を喫しました。制空権をしっかり握ったので爆撃が始まるのだろうと予想していたのですが、不思議なことにまだ爆撃機は飛来していません。まあこれも時間の問題でしょう。さて、それより気になるのはクリスマス島。今日のSIGINTには
38th Division is planning for an attack on Christmas Island IO.
という報告が載せられていました。歩兵第124聯隊がクリスマス島攻略への準備を始めたことは以前のSIGINTに報告されていましたが。一個聯隊では無理だろうと思っていました。しかし第38師団も加わるようだと、防衛は難しそうです。第38師団はスラバヤの攻略後の動静が不明で、おそらく上陸作戦を前にスラバヤで英気を養っているのではと思われます。

このゲームでは地上部隊のインフォメーション画面の右下隅にSet Future Objectiveというボタンがあって、戦闘を予定している・戦闘の予想されるヘクスに対して、準備をすることができます。地形やお互いの戦力などを研究して戦いを有利に進めようとする活動を表現しているのだと思います。これはクリスマス島に駐屯している部隊ですが、クリスマス島(Christmas Island IO)に対して戦闘の準備をしていて、その準備が83%に達しています。この数値はpreparetion(prep値)で、0から始まり最高で100にまで上昇します。

prep値が高いほど、AVにプラス修正があるなど、戦闘に良い影響があるそうです。また上陸戦ではこのperp値を高くしておくこと、つまりしっかり準備をしておくことがとても重要です。誤って海中に没したり海水で故障したり上陸行動でケガ・故障したりなどのできごとをシミュレートしているのだと思いますが、 敵前上陸では、たとえ敵の砲火を浴びなくとも、上陸する側の部隊のdeviceが壊れてしまったりdisabledになりがちで、またdisruption(混乱値)もかなり上昇します。しかしprep値を高くしておく、つまり上陸海岸の地形をしっかり研究して最善のルート・方法をとることで、この上陸にともなう損害・混乱を低く抑えることができるわけです。

戦況の変化により、この準備対象のヘクスを変更する必要が生じることがあります。そうすると最高で100まで上昇していたprep値も、新たな目標に対してあらためて研究を始めなければいけないということで、ぐっと低下してしまいます。マニュアルには0になると書かれてあり、たしかに日本側をプレイした経験では0にまで低下してしまうことを実感していました。しかし連合軍側をもってプレイしてみると、0ではなく33までしか低下しないこともあることを経験します。そのあたりがどういう仕組みなのか、FO goes to 0% when enemy troops r in same hexというスレでdevのmichelmさんが説明していたので紹介します。
  • prepの数値の基礎値(最低値、future objectを変更した時のprep値)はその部隊の経験値とその国の陸軍の経験値レベルと運とが影響する。大づかみにいうと、
  • 1. 現在のprep値が30より大きく、その部隊の経験値がその国の陸軍の経験値レベルより高く、しかもサイコロの目が良ければ、prep値はfuture object変更前の数値の3分の1になる
  • 2. 1の条件が満たされない時で、現在のprep値が40より大きく、その部隊の経験値がその国の陸軍の経験値レベルの4分の3より大きく、しかもサイコロの目が良ければ、prep値はfuture object変更前の数値の4分の1になる
  • 3. 条件1も条件2も満たさなければprep値は0になる。 
  • 敵の部隊が同じヘクスにいるかどうかは影響しない。
  • 上記の1と2は敵の根拠地をfuture objectのした時にだけ適用される。
その国の陸軍の経験値レベルというのはマニュアル187ページのこの表の数値でしょうか。また味方の根拠地ヘクスへのprep値は0から始まるが、敵の根拠地へのprep値は条件と運が良ければ33からカウントが始まるというのは重要なような気がします。1942年後半以降の連合軍側部隊は次々と上陸作戦を行うことになります。上陸・占領に成功したらすぐに次も目的地に対する準備を始めますが、その際にprep値のカウントが0から始まるのか33から始まるのかでは準備の整うスピードに大きな差がつきそうですから。

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