2013年12月25日水曜日

ジャワ島のMerakに艦砲射撃


1942年5月8日。ジャワ島西端のMerakにBB長門・陸奥、CA三隈・最上、CL那珂・川内などによる艦砲射撃がありました。連合軍側から見るとMerakなんてひとひねりのはずなので、わざわざ戦艦が艦砲射撃に来るなんてびっくりです。命中弾はAirbase hits 1、Airbase supply hits 1、Runway hits 6、Port hits 8、Port fuel hits 4とそれほど多くはありませんが、戦艦が参加した艦砲射撃なので、修復フェーズ後でもMerakの港には25、飛行場サービス施設には20、滑走路にも22のダメージが残っていました。また地上部隊のdevice 8個が破壊され、26個がdisabledになり、さらに駐機中のFK-51という偵察機が地上で破壊されてしまいました。被害はざっとこんなところです。

MerakにはBatavia Coastal Gun Battalionが駐屯していました。この沿岸砲部隊は7日のバタビア陥落により撤退してきたわけではなく、スンダ海峡を管制できるMerakへの上陸を防ぐために早いうちに移動させてあったものです。今回の艦砲射撃に際しても、BB陸奥、CA三隈、CL川内に対して反撃したとコンバットリポートには報告されています。しかし、命中弾があったとは記載されていないので、効果があったようにはみえません。そもそも部隊の名称はBatavia Coastal Gun Battalionと立派なのですが、装備しているのは120mm沿岸砲6門と75mm沿岸砲5門だけ。戦艦は論外にしても、軽巡になら命中しさえすればそれなりの被害を与えることができたのでしょうが、120mm砲の方は6門のうち2門が故障中で、練度experienceも45と低く、命中を期待する方が無理な話なのかも知れません。また開戦時にMerakに敷設されていた機雷のうちの14個がまだ残っていましたが、こちらも効果を発揮することはありませんでした。

艦砲射撃を実施したTFは前日の5月7日、哨戒機が発見していました。BB 1, BC 3, CA 1を含むというその哨戒機の報告に対して、昨日のエントリーには「蘭印空軍の哨戒機パイロットの技倆はかなり低めなので、本当に主力艦を5隻も含むTFなのかどうか疑問ではあります」などと書きましたが、実際には戦艦2、重巡2、軽巡2だったわけで、戦艦と巡戦、巡戦と重巡、重巡と軽巡といった遠距離からの観察では間違えやすい大きさの違いを別にすれば、かなりきちんと観察してくれていたことが分かりました。

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