2010年11月3日水曜日

昭和17年10月の燃料事情


昭和17年10月も終わろうとしています。ここで、今月(10月3日から30日)の燃料備蓄量の変化をみてみました。3日から30日を示したのは、この間には、改装・修理のために本土へ回航した艦船以外は軍艦をほとんど動かすことがなく、商船コンボイTF、潜水艦パトロールTF、ASW TFといったルーチンに動かさなければならないTFの燃料消費量が分かる期間だと思ったからです。
  運転中の精油所       3253
  各ターンに生産される燃料  29277 (=3253x9)
  各ターンにHIが消費する燃料 14432 (=7216x2)
生産された燃料29277からHIの消費する燃料14432と各ターンの実際の増減量とを引くと、各ターンにTFが港で補給した燃料の量が分かります。そのターンに入港したTFだけが燃料を補給しますから、港での燃料補給量はターン毎にばらつきますが、1ヶ月程度の期間で眺めれば、全TFの各ターンでの燃料消費量が概算できると考えました。
これまでのエントリーで紹介したように、私の日本軍は作戦行動に燃料の不要な中国戦線では積極的に攻勢を続けていますが、太平洋方面ではほぼ史実通りの占領地で進出を停止し、緒戦を除くと目立って大きな海戦もありませんでした。10月30日現在の内地(本州・九州・四国)の原油備蓄量1966924、燃料備蓄量1866519と、ゲームなので直接の数値の比較は無理ですが、海軍の燃料消費が少ないだけ史実よりは余裕があるはずだと思います。ところが検討してみると、燃料事情はそれでも厳しい状況。表を見ていただければおわかりのように、1ターンのルーチンTFの燃料消費量は概算12811で、燃料在庫量は1ターンに2034ずつしか増えていません。少量づつ燃料在庫量は増えているとは言っても、その代わりに原油が1ターンに2490ずつ減少していて、本当は赤字です。また、ASW以外の戦闘用TFがほとんど動いていない状態でこれですから、作戦行動をとれば大赤字は間違いなしです。

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