WITP Admiral's Edition v1.01.06i Official Updateというスレが立っていました(その後、メールも来てました)。待望のパッチ5の公開です。パッチ5にはコードのアップデートとデータのアップデートの両方が含まれていて、反映のされ方が違うのだそうです。Devの人の説明によると
パッチ5はパッチ2と同じように作用する。進行中のゲームに変更をもたらさない”master data”をアップデートすることはできるが、進行中のゲームに変更をもたらす”master data”をアップデートすることはできない。Deviceや飛行機やShipClassなどのデータはアップデートできるが、飛行隊や艦船やLCUのデータはアップデートできない。ゲーム中で艦船などのアイテムがアップグレードされる時に、パッチ5でShipClassに加えられた変更などが、進行中のゲームにも反映されるようになる。Deviceにも同じ事が言えて、Deviceのアップグレードが行われると、パッチによる変更が進行中のゲームに反映されるようになる。進行中のゲームにデータの変更点全てを適用する簡単な方法は存在しない。というのも、データの変更点の組み合わせは数百以上に達しているので、それら全てを進行中のゲームに適用できるようコードして、それが正しいことを確認するだけの人的資源がなかったから。だからといって、PBEMを最初からやり直す必要はない。進行中のPBEMはそのまま続けて、楽しんでください。
早速、ダウンロードしてみました。混んでいるのか10分近くかかってexeが落ちてきました。どこが変更されたのか気になりましたが、変更点をまとめたread meはそれを実行しないと出てこないそうです。変更内容をポストしてくれた人がいますので、気になる点を紹介します。
コードの変更
- 地上レーダーが必ずしも常にレーダー探知をもたらしてくれなかった問題を解決
- attack bomberが適切なスキルを使用して爆撃と機銃掃射をできるようにした
- barge TFのrefuelingでゲームがフリーズする問題を解決
シナリオデータの修正
- CA Takaoの艦橋の装甲値の修正、75 → 16
- 海防艦のA/S mortorの弾薬数が減らされた
- TB Tmozuruが爆雷を装備するようになった
- 昭和18年3月アップグレードでDD神風、E神風は、T-13レーダーを装備することがなくなった
- 昭和19年4月アップグレードでDD神風、E神風は、T-22レーダーでなくT-13レーダーを装備することになった(訳注:1430 Kamikaze(昭和19年4月のE神風)でなく1304 Kamikazeと書いてあるが、ID1304はE 御蔵なので書き誤りでしょう)
- Hishu(Hishi? 菱)、Kiku菊、Susuki薄、Tsuta蔦、Yomogi蓬のShip ClassがE Momi(ID 1393)からDD Momi(ID 1383)に変更
- A6M3aの武器スロットがnormal range用とextended range用それぞれ別々に用意される
- D4Y1~4 Judyのドロップタンクが使用できなくなる
- L2D2 Tabbyのスピードが最高191/巡航140から220/161に変更される
- Ki-44 Tojo(無印, IIa, IIb, IIc)のエンジンがHa-35からHa-34に変更される
- NavalとAir関連のデータ変更はシナリオ1, 2, 6, 7, 8, 9に適用される
- DeviceとLocation関連のデータ変更はシナリオ1, 2, 6, 7, 8, 9, 10に適用される
コードの変更は3点。上記のDevの人の説明を読むと、これについては進行中のゲームにも影響すると考えていいんでしょう。地上レーダーの問題が解決されたのは良かったと思います。attack bomber問題は日本側には不利な点が増えますが、これまでが意図されたとおりの動きではなかったそうなので甘受しましょう。barge TFの問題も、Tech Supportにはフリーズして困っている人の立てたスレが複数あったくらいなので、解決されて良かったかなと思います。でも、Search Arc問題はまだ解決されてないんですね。
データの修正の方でも、アップグレードを通して大きな影響をもたらす変更がいくつもありました。まず、TB友鶴級は昭和17年3月にアップグレードするまで爆雷を装備していませんでしたが、最初からType 95 Mod-2 DCを装備することになりました。緒戦の上陸艦隊を護衛している時に対潜戦闘があり得ますから、ジャワ海などのshallow water hexではかなり役立つかも。
昭和18年3月の改装でDD神風もE神風もレーダーが装備できなくなるのは地味ですが、小さくない変更です。以前、どのDDからAPDへ改装すべきかというエントリーその1とその2で、Kamikaze級DDはAPDに改装した方がいいという意見を紹介しました。私もそれに従ってすでにDD Kamikaze級は全艦をAPDに改装しています。このデータアップデートでDDやE神風級のレーダー装備がかなり遅れることになると、ますます早めにAPDに改装すべきということになるでしょうね。昭和17年12月のアップグレードでAPD Kamikaze(ID 1428)がType 13レーダーを装備できるようになる点には変更が入っていないので。
D4Y Judyのドロップタンク廃止は今回のパッチで最も困った変更です。D4Y2以降は登場が昭和19年ですから、どうせまとまな空母戦が行える時期ではなく、この変更もそれほど影響がないのかも知れません。しかし、D4Y1 Judyは遅くとも昭和18年4月から生産可能になる機種です。ドロップタンクつきでnormal range 14/extended range 18だったのがドロップタンクなしの6/7だけになってしまうと、SBD-5 Dauntlessと同じ航続距離だし、SB2C-1C Helldiverよりはextended rangeが1短くなるので、DBによるアウトレンジ攻撃は不可能になりました。すでにD4Y1を生産可能になっているPBEMとこれから生産可能になるPBEMとでは大きな差が生じますね。B6N1 Jillはもともとドロップタンクがくnormal range 8ヘクスなので、こればっかりを搭載してアウトレンジを狙う作戦とかになるんでしょうか。
Ki-44 TojoのエンジンがHa-35からHa-34に変更されるのも、噂はされていましたが、大きな変更です。これはデータのアップデートなので、うちで現在生産中のKi-44 IIaはHa-35装備のままだと思いますが、昭和18年7月から生産可能となるKi-44 IIbはきっとHa-34装備になるんでしょうね。Ha-34は大戦中盤のIJAの主力戦闘機と主力爆撃機両方のエンジンということになるので、ゲームがまだ昭和17年8月以前の人は大規模な生産ラインの準備が必要ですね。
日本の艦船の対空砲火が強力すぎる問題の原因と目されていたDP gunには、まだ修正は入っていないようです。これを弱くする修正をすると、対空砲火だけではなく、水上戦闘にも影響が及ぶので修正が難しいということでしたが、やはり簡単には対処できないようです。
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