2010年11月4日木曜日

艦船の燃料消費量

昨日のエントリーに書いたように、現在のところ、商船コンボイTF、ASW TF、潜水艦パトロールTFの活動で一日に12811の燃料を消費しています。活動している艦船の大きさと数から考えて、おそらくこの8~9割はサプライ・リソース・原油・燃料を輸送する商船コンボイTFが消費しているものと思われます。
原油と燃料の大部分はSRA(南方資源地帯)から内地(本州・九州・四国)へ、一部はトラック、フィリピン、台湾、パラオなどへ輸送されます。燃料はさらに本土から北海道・樺太などへ、トラックからラバウルやマーシャル諸島に輸送するようにしています。燃料の流れがこうなっていますから、商船コンボイTFの合理的な運用という点では、燃料の補給は燃料を積み出す側の港で行い、燃料が輸送されてくる港では行わないことを心がけています。これだけでも一日に5000くらいの燃料輸送量の節約ができているのかなと思います。また、商船の燃料消費量がばかにならないことに気づいて、マニュアルで燃料の消費について勉強しなおしてみました。
6.2.13 SHIP ENDURANCE
艦船は航行する際に燃料を消費する。WitP AEでは、各艦船にどれだけの燃料を搭載できるかに加えて、maximum enduranceが設定されている。maximum enduranceは、その艦船が巡航速度で航行できる距離(マイル数)を意味する。TFのインフォメーション画面にはそのTFに所属する艦船の残りのenduranceが表示されている。enduranceが0の艦船があると、そのTFの移動速度は、各naval phaseごとに1ヘクスとなってしまう。
艦船がTFに所属して移動するとenduranceが減少し、つまりは搭載している燃料を消費することになる。燃料が消費されるのは、
  • その艦船がまるまる1ターンを巡航速度以下で移動した場合には(1ターンに何ヘクス移動できるかという形式で表された巡航速度は、各艦船のShip Information Screenに示されている)、移動したヘクスの40倍のenduranceを消費する(訳注:40は1ヘクスが40マイルに由来するのでしょう)。
  • 巡航速度より速い速度で移動した各ヘクスごとに、一ヘクスあたり240のenduranceが余分に消費される。TFの巡航速度はそのTF内の最も遅い艦船の巡航速度に規定される。TFが移動すると、TF内の各艦船はそれぞれ自分の巡航速度とTFの移動速度を比較するので、同じTFに含まれて移動する各艦船のendurance消費量が異なることがあり得る。
  • TFに組み込まれていて、しかもdockしていない艦船は、ヘクス単位で表示されたその艦船の巡航速度の40倍にあたるenduranceを消費する(他のヘクスに移動しなくても、そのヘクス内を巡航速度で移動していると仮定されている)。
  • TFから攻撃任務で飛行機が発進すると、一機発進するごとにTFはenduranceを1消費する。
  • TFから哨戒・CAP任務で飛行機が発進すると、三機発進するごとにTFはenduranceを1消費する。
  • 水上戦闘を行ったTFに所属する艦船はenduranceを200消費する。
  • TFが爆撃されたり機銃掃射されたりした時には、各艦船とも攻撃してきた飛行機一機につきenduranceを1消費する。
TFにdestinationヘクスに行き母港まで(巡航速度で)戻るのに充分なenduranceがないと判断されると、そのTFは燃料不足とみなされる。
プログラムは、enduranceの減り具合に見合った量の燃料を差し引く。艦船の燃料の消費量をあなたが計算する必要はない。重要なことは、あなたの艦船が燃料を補充できるように、前進基地に燃料を送っておくことだ。
TFは燃料不足になると、続行するReplenishment TFか、会合する予定のRepleninshment TFか、またはそのヘクスに存在する燃料供給可能な艦船から、洋上給油しようとする。TFが自身を燃料不足の状態と判断すると、そのTFの任務やPatrol/Retreatの設定がもっと速い速度を指示しても、巡航速度より速く航行しようとはしなくなる。これは、夜間に高速で駆け込むはずだった目的地に到達する代わりに、目的地から離れた地点で洋上給油しようとするといった形で、TFの任務遂行に悪影響を及ぼすことがある。これが数ターン続いて、TFが任務を遂行できなくなることもある(燃料不足に陥った艦船に給油できる余裕のある艦船がなくなると、TFは母港に帰ろうとする)。
と書かれています。TFの航行に伴ってenduranceがどれだけ減少するかは上記のようにしっかり定義されていますが、それにより燃料がどれだけ消費されるのかについてはあいまいな書き方で、他の条件(天候などか)にも左右されるということなのでしょう。例えば、6.3.6 TF OFFICERSには、「TFには指揮を執る士官がいる。士官にはいくつかの特性値があって、戦闘やTFの燃料消費量などに影響を与える」と書いてあって、TFの指揮官に優秀な士官を任命すれば、それだけ燃料消費が少なくて済む可能性があるようです。TFの指揮官でなくて、各艦船の船長が燃料消費量に影響をおよぼすかどうかも興味深い点ですが、これについてはマニュアルに記載がありませんでした。

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